【ちょっと怖い不思議な話】親父と山の獣道を歩いてた「お~い、こっちに来いよぉ~!」谷底から声がする。時代劇の農民のような男が居た!

不思議な話
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獣道と谷底の川は
距離があるものの、
並行したような形に
なっている。

そして、
ソイツは谷底を歩きながら、
ずっと我々に付いてきていた。

「お~い、
こっちに来いよぉ~!」

谷底を歩く坊主頭の男は、
我々に叫んでいた。

ゲラゲラ笑いながら、
同じ台詞を
何度も繰り返している。

それだけでも
十分異様だったが、
その男の風体も奇妙だった。

着ているものが妙に古い。

時代劇で
農民が着ているような服だ。

顔は満面の笑顔。
だが、目の位置がおかしい。
頭も妙にボコボコしている。

そして、
結構な速度で移動している。

ゴツゴツした石や岩が
多い暗い谷底を、
ものともせず歩いている。

大体、
こんな暗くて距離もあるのに、
何故あそこまで
ハッキリ見えるんだろう?

と言うより、
白く光ってないか、あの人?

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