自分と他人が違うように。 自分の赤ちゃんも、他人の赤ちゃんとは違うのです。 | Love & Happy 恋人や家族大切な人と幸せに

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母乳が満足できるほど出なかった私。

けれど、赤ちゃんはおっぱいが大好き。
そして、完全ミルク拒否でした。

ミルクをあげるとあまり飲まず、噴水のように吐くか、青くなるか、口から漏らすか、飲まないか。

味が気に入らないのか?
あげ方が良くないのか?
全ての市販のミルク、哺乳瓶を試したけど全て拒否。

その為、毎日1時間半に1度の授乳を24時間体制で行う生活をしていました。

そして、7ヶ月になり、離乳食を軌道に乗せようとした時です。

子供が風邪をひきました。

風邪をひくと離乳食は前回のペースへ戻すとあったので戻したところ、一切食べなくなってしまいました。

小さくしようが柔らかくしようが食材を変えようが全て出してしまうし、口を開けようとしません。

たくさん調べて市販から手作りまで試しましたが、どれも拒まれました。

そんな生活が半年くらい続きました。

毎日毎日、悩んで、悩んで、工夫したけど受けいれてもらえない。

「食べて、お願いだから食べて・・・」

毎日毎日そう思いながら、一生懸命離乳食を作りました。

それでも食べてくれない。

誰に言ったところで、ミルク拒否も離乳食拒否も信じてもらえず、
うちの子は飲まなかったことも食べなかったこともないと言われました。

それはまるで「あなたのあげ方、作り方が悪いんだ」。
「そんな子供はいない」。あなたが悪いと言われているようでした。

毎日どんな思いで離乳食を作り続けたか。
できる限りの工夫もしたし、毎日毎日一生懸命作り続けた。
ご飯をあげるのが苦痛で仕方ありませんでした。

そして、二人目ができて母乳をやめなければならなくなり、意を決して断乳を行いました。

子供は当然大泣き。

2日目もギャン泣き。

子供は離乳食を拒否してる子です。
やっぱりご飯を口にしようとしません。

でもお腹が空く。

私は「食べて、なんでもいいから食べてみて」と泣きながらお願いしました。

用意したご飯は、離乳食から普通食までを大小様々なサイズ。

柔らかさも様々にして、テーブルいっぱいに用意した中から、

なぜでしょうね?

子供はとんかつのひとかけらを口に含みました。

一生懸命噛んでました。
柔らかくしてあるけれど、今まで離乳食を嫌がっていた子です。

噛むほどに舌がとんかつを異物として、とんかつを口の外へ押し出すのです。

この時、私は「離乳食とはなんでるのか」を悟りました。
皆さんは離乳食はなぜすると思いますか?

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ミルクをやめさせるため?
栄養をミルク以外から取らせるため?

違うんです。

舌がミルク以外の固形物を口の中に入れていいと、
判断させるために行う行為なんです。

決して、お腹を満たすための行為ではないんです。

その証拠に、私の子供は食べたいのに、飲み込みたいのに、
舌が邪魔して口の中にある食べ物を異物と判断して押し出してしまうんです。

私は今、離乳食を必死になって食べさせよう、毎日何を食べさせよう、
と悩むお母さんに声を大にして言いたいです。

「離乳食は極論言えば、毎日同じもので構いません、やることは一つ。舌の使い方を教えるだけなんです」

栄養も満腹もミルクやおっぱいで十分まかなえます。
勘違いしてはだめ。焦らないで。間違えないで。

離乳食は舌と口の動きを教える練習なんです。

私の子供はここから舌使いを覚え、飲み込めるようになるのに3ヶ月かかりました。

今は、6歳です。

一番大きく、一番よく食べる子供に育ちました。

2歳くらいの頃、話せるようになった子供に、私は聞いたことがあります。
「どうして、離乳食を食べなかったの?」と。

まさかの回答をもらいました。

「ドロドロが嫌いだったの」

信じるかどうかはみなさまにお任せします。

しかし、私の中でその言葉はしっくりと飲み込めました。
未だに子供はドロドロしたものが大嫌いです。

「あの時どうしてトンカツ選んだの?」
「食べたかった」

その通り、子供は今もトンカツが一番大好きです。

子育ては、他人と「比べ」てはいけません。
子育ては、先輩の「真似事」ではありません。
子育ては、目の前にいる「個人」とのおつきあいです。

当たり前はありません。
十人十色。
自分と他人が違うように。
自分の赤ちゃんも、他人の赤ちゃんとは違うのです。

だから。

目の前の赤ちゃんの反応をしっかり見ましょう。
目の前のネットの情報や本じゃなく。
今、目の前にいる我が子の反応が答えです。
そして、それを汲み取り、一緒に考えて前に歩んでいけるのは、
その子のお母さんだけです。

相談する先人だって、自分の子供との経験からしか応えられません。
それが我が子とすべて同じ、ということはないんです。

悩んだ時は、なぜ、それをするのか、を考えました。
それはしないといけないことなのか?
これはできないといけないことなのか?

そんなことないですよね。
毎日きっかり同じ量飲み続けないといけないかな?
それよりも、ちゃんと排泄してるかな?笑顔かな?体温は大丈夫かな?
そこですよね。

目の前の焦りに惑わされないで。

大丈夫。

我が子はちゃんと、目の前で、泣いて、笑って、スヤスヤ眠って、しっかり排泄して、教えてくれます。

自信をなくさないで。

人の子と比べないで。

否定しないで。

10年後そのままだと言うのなら焦りましょう。

そうではないなら。
一時の焦りに踊らされずに。
1日1回、我が子の目を見て笑いあって眠ろうね。

どうか、今の悩めるママさんのお力につながる一言が、この文章の中にありますように。

引用元・画像:http://koarubiyori.jp/mama/taiken/9544

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