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息子もきっと同じだったんだ。一人。 寂しくて、不安だったんだね。
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春、今までずっと一緒にいた息子が幼稚園に入園した。
3歳半、年少さんになったのだ。
幼稚園や保育園に通う子どもを持つママがみんな経験する事。
一緒にいた我が子と離れる不安、寂しさ、自由な時間が出来る楽しみ。
でもそれ以上に子ども本人の方が不安で不安で仕方がないのだ。
息子、初めての登園の日。
不安な顔をしていたが初登園は泣きもせずに行った。
が、その次の日から朝になると泣くようになった。
前夜には「行かない!明日は行かない!!」
と怒り、
朝になると暴れるくらい泣き、
引きずりながら幼稚園へ連れて行く日が続いた。
先生に引き渡す時も、私の首にしがみつき爪を立て抵抗する。
私の首も傷だらけだった。
なぜ一日でここまで変わったのか。
初登園で虐められたのか?
先生に何か言われたのか?
とモヤモヤしていた。
毎晩、毎朝の息子の言動と行動。
涙が出た。
登園時に行きたくないと泣き叫ぶ息子を先生に引き渡したら、知らん顔して私もそそくさと園を後にする。
目を合わせてしまったら、声をかけてしまったら、息子はもっと行きたくなくなると思い、走って園を後にする毎日。
でも、それがいけなかったんだ。
息子の事で悩んだ末、私は遠く離れて住む母親にこの事を相談した。
母親に言われた
「あんたも幼稚園行く時はすごかったよ?毎日泣いて泣いて!!あの頃は働いてたからイライラしたね。やっぱり親子だよ!あんたと一緒!!」
正直ムカッとした。
何で相談したのにそこまで言われなきゃいけないの?
でも、
「だからあんたが一番分かるでしょ?」
そうだ。
そうなんだよね。
息子がなぜ泣いてるか、私が一番分かるんだよ。
同じ感情だったんだよね。
私は今でも幼稚園の登園時の記憶が残っている。
働きに出る母親の車で幼稚園に向かう。
共働きの両親は病院関係という職場もあり、夜勤の仕事が多く、なかなか家族全員での生活が出来なかった。
夜勤の日は祖父母の家か宿泊可能な託児所での生活だった。
私は母が送ってくれる登園の時には泣いた。
母親と離れる寂しさ、
母親がこのまま迎えに来ずそのまま置いて行かれるのではないか、
今日は家に帰れるのか、
今日は父や母が迎えに来てくれるのか、
不安で寂しくて。
その感情を泣いて訴えていた。
息子もきっと同じなのだ。
一緒に行ったはずの母に置いて行かれる恐怖。
一人。
寂しくて、不安で。
決して極端ではなく、子供にとっては恐怖。
だから、ある日の登園の前に、
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息子をぎゅっと抱きしめた。
「お母さん、迎えに来るね!だからいっぱい遊んでご飯食べて、お母さんの事待っていて!帰ってきたらアイス食べよーよ!」
「アイスやったー!!」
と、初めて自ら先生の元へ行った。
そして不安な顔はしていたけど、泣く事なくバイバイしてくれた。
私は嬉しくて泣いてしまった。
登園前と降園時に抱きしめる。
毎日迎えに行く約束はする。
そして、息子とちゃんと向き合う。
今年は息子はもちろんだけど、私も成長できる年になる。
引用元・画像:http://koarubiyori.jp/mama/taiken/2835
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