おっさん
まじ安らかな顔だった。
柄本明みたいな。
遺族の人に、
おっさんとの馴れ初めを
話したりした。
そうしたら
遺族の人が言うんだわ。
もしかして君がピカソ君?って
俺は別室に連れていかれた。
遺族の人っていうか、娘さんね。
おっさんは奥さんに先立たれて
さみしかったみたいで、
ずっと娘さんが
最後まで看取ってた。
娘さんが、これ。
見てくださいっていって
出して来た汚い大学ノート。
おっさんの日記だった。
おっさん
まじ安らかな顔だった。
柄本明みたいな。
遺族の人に、
おっさんとの馴れ初めを
話したりした。
そうしたら
遺族の人が言うんだわ。
もしかして君がピカソ君?って
俺は別室に連れていかれた。
遺族の人っていうか、娘さんね。
おっさんは奥さんに先立たれて
さみしかったみたいで、
ずっと娘さんが
最後まで看取ってた。
娘さんが、これ。
見てくださいっていって
出して来た汚い大学ノート。
おっさんの日記だった。