久々に兄と喧嘩になったが、
ガンコさに負けて
高校へ進学、そして卒業。
生活もたまに外食するくらい
余裕が出てきた頃、
残念な事に
兄が事故タヒしました。
散々泣いて泣いて、
なかなか
立ち直れなかったのですが、
素敵な男性と出会い、
支えてもらい、
やっと立ち直れました。
その男性と結婚が決まり、
結婚式前の夜、
兄がやってきたのです。
「お前が結婚か~」
と、のんびりと
話し出しました。
その時私は、
何かの催眠術にかかった様に
動けず喋れなかった。
本当は大声で泣いて
抱きつきたかったのに。
「あのな、
今日は謝りに来たんや。
お前が4つの時、
一人置いていった事、
なーんにも
買ってやれんかった事…
他にもいっぱい
あるんやけどな。
お前がわがまま
言わんくなった時、
俺はちょっとつらかった。
高校へ行かんと言った時、
本当はこっそり泣いてんぞ。
不憫で自分が情けなくて」
私はぽろぽろ涙を流しながら、