「たま(猫)が鳴いて
私が倒れたのを
教えてくれたんだよ」
「命の恩人だなあ」
と言った。
私の記憶は、
バケツの水へ身を乗り出して
ぺったぺったと飲んでいる
野良の白猫のみで
3年暮らしたはずの
猫の記憶だけが全くない。
私の記憶違いなんだろうけど
猫は10才になっても、
毛並みも変わらず
あの時のままで
病院でも
「年のわりには健康だし
目やにもないし
毛並みもいいね。
びっくりです」
と言われた。
もしかしたらタダの
白猫じゃないのではないか
と疑っている。
111:本当にあった怖い名無し
臨タヒ体験で
猫がいなくて
タヒんだ世界線から
猫がいて
助かった世界線に
移動したのか