母親は事故で七くなり、
直接謝ることは
出来なくなってしまったのだ。
パートの帰りの
運転中の事故だった。
交差点に
突っ込んでの事故で、
ブレーキ痕もない。
過労だと思う。
総式の後、
母の部屋を整理していて
日記とも家計簿とも
取れるような
ノートを見つけた
食費や光熱費、
私は家計を
やりくりした事など
当然ないが
そんな私が見ても
ギリギリの生活だった。
母親が自分のために
使ったものなど
何一つなかった。
なのに、
私のための
進学のための貯金があった。
ぎりぎりの生活の中で、
本当に数百円の単位で
毎月貯金してあった。
私が怒鳴ったあたりから、
パートの時間が増えていた。
後でわかった事だが、