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私はもう子供を産むことが出来ない。 だから、毎日毎日、今日が最後。今日が最後。と思いながら子育てをしてきた。
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子供が嫌いだった。わがままでうるさい。
同じようにわがままで自分勝手な自分には子育ては無理だと思っていた。
しかし、婦人科で「子供は難しいかもしれません」といわれた時、心底悲しかった。
初めて子供が欲しいと思い、その日から赴任治療を始めた。
そして、約10年間の赴任治療を経て授かった息子は、今では私の宝物です。
現在2歳6ヶ月。言葉が達者になった息子は、毎日いろいろなお話を聞かせてくれる。
ママ、夜がみたいよ。カーテン開けて。
ママ、洗濯物いつもありがとう。
ママ、どこにも行かないで。
小さな身体から発せられる言葉には、たくさんの愛が篭っている。
夜がみたい。なんて思ったこともなかった。
洗濯物をありがとうなんて誰も言ってくれなかった。
誰かにこんなに必要とされたこと、一度もなかった。
彼の世界はまだまだ小さいけれど、大人が忘れてしまったたくさんの宝物で埋め尽くされているのだと毎日のように気づかされる。
もちろん、わがままでうるさい。
一番嫌なタイミングで、一番されたくないことをしてくれたりもする。
息子が生まれたことで、外食も旅行も簡単には出来なくなった。
私の時間は息子の世話でほとんどが費やされてしまう。
頭に来て怒鳴ってしまう日もある。
もう嫌だ!と全て投げ出して逃げたくなる日もある。
それでも、
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ママ、おかえりなさい。会いたかったよ。
なんて言って抱きつかれるだけで、全てがどうでも良くなってしまう。
私はもう子供を産むことが出来ない。
だから、毎日毎日、今日が最後。今日が最後。と思いながら子育てをしてきた。
今日の息子の姿を一生忘れないぞと一日一日全力投球で過ごしてきた。
今は息子がいない世界なんて考えられない。
たくさんのことを経験させてあげたい。
息子が産まれるまで、夏の外出なんてほとんどしてこなかったが、今ではキャンプにだって出かける。
公園で蟻を追いかけ、水浴びをしたりもする。
面倒な人付き合いは全て避けてきた人生だったのに、ママ友つくりのため児童館にも通った。
おかげで新たな出会いもいくつかあった。
子供が産まれたことで私自身の世界がどれだけ広がったことだろう。
少し苦手だった義理両親とも仲良くなれた。
近所のお年寄りにもたくさん助けていただいた。
今で気づかなかったたくさんの親切にようやく感謝する事が出来た。
子供の世話をしているのは私だけれど、子供は勝手に育っている。
育てられているのは私の方だ。彼の美しい魂に私の世界は浄化されている。
全て息子のおかげです。
産まれてきてくれて本当にありがとう。
引用元・画像:http://koarubiyori.jp/mama/taiken/2221
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