病状は
改善はしないものの
痛みが和らいだため、
動くことが
できるようになっていたのだ。
餌も柔らかいものなら
食べられる。
一安心だ。
あとはこの猫の
そう長くはない余命を、
幸せに全うさせてあげよう。
そんなことを思っていた。
次の日
私にとって忘れられない
体験をすることになる。
事前に言っておくが、
これは色々な人に
話しても誰も信じないし、
絶対にありえない。
お前人間の病院に
行ったほうがいいぞ
と言われるほど
ブッ飛んだ体験だった。
簡潔に言うと、
猫が喋ったのだ。
帰ってすぐ
電気もつけずに