下から車を閉めるバンって音、
「えっ?」
さっきと同じ音です。
姉だと思いました。
そこからは先程と
同じ音が続き襖がスー
私はドキドキと
鼓動が鳴り響き
本当に本物の姉なのか
確認せずには
いられませんでした。
私から
「お姉ちゃん」と
手を差し出すと
察知したように
トイレに行かせてと言い
凄い速さで戻って来て
手をつなぎ
安心して、
今の出来事を話すと
姉は家が近くになった途端に
急激に眠気が襲い
寝ていたそうです。
魂だけが
先に帰ってきたのか、
それともあの顔は
魂を何かに
乗っ取られていたのか
私達には
知るよしもありません。